施設について

ギネス認定、世界最大のオリコミ広告も展示
様々な時代の広告表現を知る機会に

　本社1階の玄関エントランスには、「オリコミ広告　歴史ギャラリー」を設置しています。小中学生等の職場見学などに活用してほしいと設けたもので、江戸時代に登場したオリコミ広告のルーツとされる「引札（ひきふだ）」をはじめ、オリコミ広告を「お客さまへのラブレター」に例えた広告、2015年にギネス記録に認定された世界最大のオリコミ広告などを紹介しています。

　昭和のスターが登場したり、戦意高揚を謳う戦争中のオリコミ広告や、西日本新聞の前身である福岡日日新聞の実物、販売店からお借りした号外発行時の鈴なども展示。オリコミ広告を通じて時代の移り変わりや新聞販売店の歩みを理解いただけるように展示しています。

全国初、新聞系折込４社が同一建物に
系列の枠を超えて、効率化を推進

　西日本新聞総合オリコミの社屋は、香椎パークポート内（福岡市東区）約１万6500平方㍍（約5000坪）の敷地に2013年に完成しました。

　弊社に加え、「朝日オリコミ西部」「毎日メディアサービス」「読売西部アイエス」の新聞系折込４社の物流部門が入居し、「福岡折込　４社共同集配送センター」として同一敷地・建物内で物流業務をおこなっています。ばらばらに立地していた各社が系列の枠を超え、物流拠点を集約させた国内初の事例として注目されています。

　建物は鉄骨造一部２階建てで、２階の西日本新聞総合オリコミ本社部分を除いた広大な１階部分を４社で分割。中央部に設けた共有スペースで４社間のオリコミ広告のやりとりを完結できるのが大きな特長です。トラックによる各社間の配送が不要になったため、輸送費、車両費、燃料費などを削減できた他、広告主、広告会社、印刷会社など関係各社の利便性向上にもつながっています。